[2024/2/10]

さてさて、前回の予告通り、今回はカミングアウト回。僕の持病について。持病つっても、体の病気じゃないのよ。心の病気ね。では、スターティン♪

僕の精神が崩れ始めた。16才。高校一年生の頃。つっても、学校には通っておらず、絶賛不登校&引きこもり中の頃のお話。
やっぱりストレスは溜まってたんだと思う。高校デビューは大失敗。生まれて初めて経験する引きこもり生活。扉の外では「頼むから学校に行ってくれ」とヒステリックに泣き叫ぶ母。そりゃあストレスも溜まる。

そんなある日、鼻血が出たんだよね。ま、それはすぐに止まったんだけど。んで、今度は歯茎が腫れていることに気づく。「おやおや?」ってことで、次は体温を測ってみると37度台。微熱。
当時、既にインターネットを使いこなしていた僕。そりゃあ調べるよね。「鼻血 歯茎の腫れ 微熱」とかで検索するわけさ。すると出てくる出てくる。おそろC病名の数々。
こうなってくると、もう止まらない。アイ・キャント・ストップ・ザ・ロンリネスだよ。
完全に自分は何かおそろC大病なんだと思った。体がぶるぶる震えた。怖かった。
死ぬのが怖い。まだ死にたくない。世界の中心で愛を叫びたい気分だった。

助けてくださーい!!

病院に駆け込んだ。血液検査をしてもらうため。血を採ってもらえば全てわかると思った。僕がおそろC病気であること。おそろC未来が待っていること。
入院になるのかな?どんな治療をさせられるんだろう?そもそも僕は生きられるのか?僕は絶望の中にいた。

だがしかし、血液検査の結果は異常なし。健康そのもの。先生はチワワのように震える僕を見て笑ってた。
異常なし。普通の人ならここで納得するのだろう。だけど僕はどうしても納得できない。何か検査で見落としがあるのではないか。何か他の病気が隠れてるのではないか。

そうして僕の病院巡りが始まった。16才。心が悲鳴をあげていた。

次回につづく……。